2011年03月23日、天気:雪降り


今日も小樽でお仕事中です。


忘れもしない、忘れることもできない、3月11日14時46分。

俺はちょうどお客さんの施術を終えたあとで、受付の椅子に座って昼飯を食おうかどうか考えていた。ふと大広間のTVに目をやると、ニュースを伝えていたキャスターやスタジオスタッフがセットを押さえてパニックになっていた。

「あ、地震か? 結構大きいみたいだ...」

と、その瞬間、ゆっくりとした横揺れがウチのスパ銭をじわじわと揺らした。
幸い揺れは小さかったためパニックには至らず。なかには地震に気づいていないお客さんもいた。

すぐにTVの速報を確認する。
最初に映し出されたのは、津波が街を飲み込んでいくリアルタイム中継だった。
まるで黒いもやもやした気味の悪い物体が、畑を、ビニールハウスを、道路を、そして家やクルマを次々と飲み込んでいく映像に、正直目を疑った。寒気がした。

「そうだ、こんなことしてる場合じゃない、友達に連絡...!」
急いでメールを打とうとするが指が緊張でこわばってうまく打つことができない。そんな間にもTVは様々なものを飲み込んでいく津波を刻々と映し出していた。

2日くらいは友達とも連絡が取れず心配していたが、しっかりメールが帰ってきたので一安心。
それでも過去最悪の大震災に、TVを見るたび、ラジオを聞くたびに鬱々とした気持ちになっていた。


もう震災から2週間近く経つんですね。
なんだかずーっと地震のことや友人の安否、これから先の未来のこと、様々考えているとどうも頭の中がゴチャゴチャになって、正直日記を書く気にもなれませんでした。
でもやっぱり、この震災のことは書き留めておかければ、とPCのキーボードを叩いています。

あー、まだなんか頭が働かない。
でも、明日からは普通の日記に戻します。書きたいこともポツポツ出てきていますし、ここで立ち止まるわけにはいかないですからね。

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