「響く言葉」探し。


今日は小樽でお仕事です^^
平日なのでこんなもんかなぁーなんて思いながら受付でお客さんの動向を観察しています。


さて。
先日いらっしゃったお客さんの中に「本が好きで年間1000冊は読んでしまう」という方がいました。
年間1000冊なんてすげぇなぁーって思いながらしばし施術合間におしゃべり。
「本を読むことで言葉の持っている力を改めて実感できたり、言葉の使い方ひとつでよりいっそう気持ちが伝わることもあるから、先生(←店ではこう呼ばれている)もいっぱい本読んでくださいね^^」といろいろな本をおススメしてもらいました。
高校生のときは電車通学だったということもあって、いつもかばんの中には何かしらの本1・2冊は携行していてよく読んでたなぁーって思い出しました。
あの頃は小説を読んでもエッセイを読んでも「ただ文字をさらって読む」だけで、文字から伝わる作者の思いや感動なんてものは感じ取ることもなかったんです。


その日仕事が終わったあと、帰り道の途中にある大型のブックセンターに寄ることにしました。
どんな本でもいいから久しぶりに活字を読みたいという衝動に駆られたんです。
何でもいい、とはいってもちょっと感動する話とか読んでみたいなぁーなんて思いながら本棚を何気なく見てみると一冊の小説がありました。


「さよなら、アルマ」


タイトルにそう書かれている本を手にとって「これにしよう」とレジへ直行。
CDで言うところの「ジャケ買い」みたいな感じでアレだったんですが、とりあえず次の日会社で読もうと思ってそのままかばんにしまいました。


次の日。
早速会社で受付しながら合間に読もうと思って1ページ目をめくったんですが...。

もうね、止まらない止まらない。

物語にぐいぐい引き込まれて行っちゃって結局230ページくらいある本を3時間ちょっと位で読破してしまったんです^^;;;;;;;;;;
自分にしてはこれ、かなり珍しいんです。
200ページを超える本だといつもなら1週間くらいかけてゆっくり読むほうなんですが、この本は文章の書き方・物語の構成がうまくて次々読んでしまえるんです。

しかもクライマックスのシーンでは本がふにゃふにゃになるんじゃないかってくらい大泣きしてしまいましたTvT
映像化されたものって目と耳で効果音や動く映像があらかじめ見えてるぶん、本は文字からいろんな情景を想像して頭の中で映像化するからよりいっそう印象も強くなるというか...。
この日は目を赤くしながら仕事してましたw


文字の伝える力がすさまじいってことを改めて感じた読書タイムでした^^
また違う本が読みたくなってきているので本屋行ってみようかなぁー♪