きっとうまくいくさ。


It gets better.



パパが言ってた
「好き嫌いしないで何でも食べなさい」と
ママが言ってた
「形が良くないと馬鹿にしたりしない」と


同じ空の下 同じ空気を吸って
感じて 考える 雑多な生き物だから


どうしようもないよ これが僕自身だから
変わりたくないし 変わる必要なんてないから
でもきっと わかってくれる時が来ると信じて
僕は待っている It gets better


パパが言ってた
「人を愛することに隔たりはないんだよ」
ママが言ってた
「愛とは心を受け入れることなのよ」と


昨夜のテレビの 穏やかな祈りに
勇気と希望が 満ちた週末の午後


どうしようもないよ これが僕自身だから
変わりたくないし 変わる必要なんてないから
でもきっと わかってくれる時が来ると信じて
僕は歩いていく It gets better


何が違っても どれだけ長くかかっても
きっと きっと 共に生きていけるだろう


どうしようもないよ これが僕自身だから
変わりたくないし 変わる必要なんてないから
でもきっと わかってくれる時が来ると信じて
僕は待っている 歩いていく


パパが言ってた
「この先きっといいことがたくさん待ってる」と
ママが言ってた
「だから今を見つめて。きっとうまくいくから」と




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ピクサー・アニメーション・スタジオの最新動画が、インターネット上で物議をかもしている。これはピクサーが得意とするCGアニメではなく、社員たちがカメラに向かって語りかける動画メッセージだ。
http://www.youtube.com/watch?v=4a4MR8oI_B8

“It Gets Better” Love, Pixar(「きっと良くなる」ピクサーより愛をこめて)と題された動画は、ピクサーで働くスタッフが続々と登場し、ティーンの同性愛者にエールをおくる内容になっている。
現在、アメリカではいじめを苦にしたティーンの同性愛者の自殺が社会問題化しており、政府や教育機関による決定的な対策が講じられないなか、ピクサーで働く同性愛者が立ち上がった。

冒頭に登場するダーラ・アンダーソン(「トイ・ストーリー3」プロデューサー)をはじめ、ビデオに登場した社員は、同性愛者にとって学生時代はたしかに辛いが、社会に出てから状況が一変するから希望を持つように、と熱くアピールしている。

同性愛者に対する偏見は、宗教的な問題も絡んでくるために、一般企業であるピクサーがこの問題に踏み込んだのは極めて異例。11月下旬にYouTubeにアップされたこの動画は、すでに80万ビューを超えており、ピクサーの英断を称えるコメントが大多数を占めるなか、同性愛者に対する侮辱や、「もうピクサー作品は見ない」というコメントもあり、問題の奥深さを露呈している。


(eiga.com 映画.comニュース - 2010年12月2日 13:28より引用)


明けることのない夜はないんです。
自分もたくさんこういう思いを陰でしてきたからYouTubeの動画見ていて泣いてしまいました。
これだけたくさんの人間が生きている以上、偏見や好き嫌いは必ず生まれてくるもの。
異性が好きか同姓が好きかの違いだけでこんなにも生きにくくなってしまう世の中を、同性愛者のティーンズが渡り歩いていくのは本当に大変だと思います。

偏見や好き嫌いは一生なくならないけどせめてものエールになればと思い、彼らの強い思いを僕なりに噛み砕いて一編の詩にしてみました。